横浜子育てサポート通信(号外)

横浜子育てサポート通信(号外)

2020年10月1日

日頃より、横浜子育てサポートシステムにご理解・ご協力いただきありがとうございます。
この度発行しました「横浜子育てサポート通信の37号」では、『大人もこどもも感染症対策』として、これからの季節に気をつけたいポイントを紹介しています。
特集にご協力いただきました岩久先生からは、子どもが体調不良になった時の『多く見られる症状とお世話する時のポイント』も教えていただいたのですが、ページの都合で掲載できませんでしたので、こちらに「号外」として期間限定で掲載させていただくこととなりました。(令和3年2月28日まで掲載します)

「サポート通信vol.37」とあわせてご覧いただき、お役立てください。

サポート通信37号(2.4MBytes)

【子どもが体調不良となった場合にはどのように対処したらいいのでしょうか?】
 体調不良の場合、症状がひとつとは限りませんので、必ず全身の状態を観察して適切に対応します。特に、下記の症状が一つでも当てはまる場合は、すぐに救急医療機関を受診するようにしてください。
(引用:「保存版 小児救急のかかり方 HANDBOOK」 発行:横浜市医療局がん・疾病対策課 令和2年2月発行)
1.顔色が著しく不良。口唇が紫色
2.ぐったりして、明らかにいつもと顔つきも違う
3.ボーっとしている。うとうとしてすぐに寝てしまう
4.意味不明な言動がある
5.水分が半日以上ほとんど取れていない
6.尿が半日以上出ていない
このほか、生後3 か月未満で38℃以上の高熱がある場合にもすぐに医療機関を受診します
また、子どもの体調を見るのに、機嫌は大切な指標です。今現在、明らかな症状がなくても、機嫌がよくない、ぐずる、寝つきが悪い、寝てもすぐに目覚める、あるいはごろごろと横になるなどの様子が見受けられたら、これから何らかの症状が現われることも考えられます。注意して子どもを観察するようにしましょう



【子どもに多く見られる症状と、家庭でお世話するときのポイント】

《発熱》
体温測定が必要な時
・顔が赤く、目が潤んでいたりする時
・身体や額に触れると熱かったり、汗をかいている時
・だるそうにしていたり(活動的でない)、寒気がある、頭痛、身体が痛い時
・けいれんや嘔吐などの症状がある時

ケアのポイント
・熱が出始めの時は、手足が冷たく、寒気がして鳥肌が立ったり震えたりすることがあるため身体を温めます
・38度を超えるような場合は、子どもの様子に合わせて対応しましょう。熱が上がりきって手足が温かく、顔も紅潮し本人も暑がって汗をかいているようなら、汗を拭いて着替えさせます。着る物や掛け布団は調節して、子どもが気持ちよく過ごせるようにします。
冷却用シートを額に貼ったり氷枕などを使用することは、体温を下げる効果は期待できませんが、子どもが気持ち良いようなら使用してもかまいません。低年齢の子どもの場合は、冷却用シートの使用時には窒息に注意します。
・クーリングは、熱が上がりきって子どもが辛そうな時に、脇の下、首回り、足の付け根を冷やします。使用する保冷材などは、必ずタオルやガーゼでくるむなどして、直接肌にあたらないように気をつけましょう。体に充てたときに、少しひんやりする程度で構いません。特に、感染症などの発熱時のクーリングは、解熱効果というよりも、子どもが安楽に快適に過ごせることを目的として、子どもの様子を見ながら行いましょう。

・発熱により汗をかいている時には脱水症に注意して、水分(経口補水液など)をこまめに飲ませましょう。

《嘔吐》
観察のポイント
・子どもの嘔吐は風邪症状を伴うことが多く、胃腸炎など下痢を起こしている場合も少なくありません。また、嘔吐は髄膜炎やインフルエンザ脳症、頭蓋内出血等によってもおこる可能性があるため、子どもの様子をよく観察し、嘔吐した時の状況、いつ・どんな時・どのような物を・どれくらい(量・回数)吐いたのかを確認します
・吐いた後も時間を追って様子をみます。症状がおさまらず繰り返し吐いたり、水分摂取もできないようなら、すぐに医療機関を受診します

ケアのポイント
・乳児の場合、吐いた後に口の中に吐いた物が残っているようなら取り除き、うがいができる年齢ならうがいをさせます
寝ている時に吐いた場合は、吐いた物で窒息しないよう身体を横向きにします
・嘔吐による脱水症に注意し、吐き気がおさまってから、少量ずつ経口補水液などの水分を飲ませるようにします
・食事も吐き気があるうちは控えるようにし、吐き気がおさまってから、消化に良い食べ物を少しずつ、様子を見ながら食べさせるようにします
・吐いた物を片づける場合は、感染予防のために、使い捨ての手袋やエプロン、マスクを着用して行うようにします。手袋を外した後も、必ず石鹸を用いて手洗いを行います

《下痢》
気になる便
子どもの月齢によって便の性状も変化するため、普段に比べてどうなのか、注意しなければならない便にはどのようなものがあるのかを知っておきましょう
 性状:軟便・泥状便・水様便 
 色 :白色便・血便・黒っぽい便
 臭い:悪臭や酸臭が強い
また、排便の時間や回数、量(普段よりも多いなど)にも注意しましょう

ケアのポイント
・繰り返す下痢の場合は、脱水症を起こさないよう水分補給に気をつけます
・吐き気や嘔吐がないようなら、常温に戻した経口補水液などを少量ずつ飲ませましょう
・下痢が続く場合には食事は控え、下痢がおさまってから、消化の良い食べ物を少量ずつ、ゆっくりと食べさせるようにします。食事や飲水が刺激となって下痢をする場合は受診します
・おむつをしている場合は、お尻がただれやすいので清潔に注意します
・下痢のおむつ交換時には、感染予防のために使い捨て可能なシートの上で、使い捨ての手袋やマスク等を着用して行うようにしましょう。手袋を外した後も、必ず石鹸を用いて手洗いを行います